JR松山駅周辺再開発 当初予定の基本計画 年度内の取りまとめは厳しい状況
愛媛県松山市がJR松山駅周辺に整備を目指す、アリーナを含む新たな施設の基本計画の作成に向けた委員会が開かれました。
規模や機能などについて関係団体から様々な声が挙がっており、当初予定していた年度内の基本計画とりまとめは厳しい状況となっています。
松山市では、JR松山駅南西の車両基地跡地に5000席程度のアリーナと100席程度の小規模ホールの建設を目指しています。
きょうは、学識経験者や経済界の代表らによる整備検討会の2回目の会合が開かれました。
席上、興行関係者や文化団体などに実施しているヒアリング調査の結果が報告されました。
それによりますと
・興行関係者からは、アリーナツアー誘致には8000席から1万席が望ましい
・文化団体からは、音楽活動や演劇などに必要な施設の機能や規模は多種多様で、アリーナと一緒に作る必要はないなど様々な声が聞かれたということです。
この結果を受けて検討会のメンバーからは
「エリア全体で規模や必要性を考えるべき」
「他県でもアリーナ整備が進む中、松山の魅力を伝えられる施設にする必要がある」といった意見などが出ました。
松山市の担当者は、きょうの論議などをふまえ、当初予定していた基本計画の年度内とりまとめは厳しいとの見解を示しています。
3月中に3回目の整備検討会が開かれる予定です。