無料通話のはずが有料に…救急相談ダイヤル「#7119」で設定ミス 通話料補填へ
今年度から愛媛県内で新たに導入した救急相談ダイヤル「#7119」。
愛媛県は、通話料金は無料と広報していたにも関わらず、実際は一部に利用者の負担が生じていたと発表しました。
県によりますと、今年7月に導入した「#7119」は、ダイヤルすると県庁内に設置している固定電話を通じて東京のコールセンターに転送されるシステムを活用。
コールセンターの看護師や医師に直接つながる救急相談ダイヤルで、県は無料で通話が可能と周知・広報していました。しかし、実際は、県庁内の固定電話までの通話料が発生していたということです。
きょう県とNTT西日本が行った記者会見で、県防災局の山下憲治局長は「先日、高知県で判明した利用者負担の事案を受け調べたところ、愛媛でも同様の事案が発覚した」と経緯を説明。
NTT西日本によりますと、通話無料としながらも実際には料金が発生していた高知県の#7119の仕組みを十分確認することなく、愛媛でもそのまま踏襲したことが原因と考えられるということです。
県はできるだけ速やかにフリーダイヤルを設定し無料通話化を目指すほか、これまでに相談者が負担した通話料の補填についても検討しています。