工事中の「道後温泉本館」11月から素屋根を解体 2年ぶりに看板が見られるように【愛媛】
保存修理工事を行っている道後温泉本館の素屋根のテント膜などが来月から解体されます。
道後温泉本館では、耐震化などを目的に2019年から保存修理工事が行われていて、現在、雨や風から保護するための「素屋根」に覆われています。
松山市によると、工事では、来月1日から順次、素屋根のテント膜や鉄骨フレームなどを解体します。テント膜を撤去することで、およそ2年ぶりに西側にある「道後温泉」の看板が見られるようになります。
大竹伸朗さんの手掛けたテント膜は、再活用を検討しているということです。
松山市の野志市長は「大竹さんのテント膜の作品『熱景』は今月31日までご覧いただけます。秋の行楽シーズンは道後の町散策におでかけください」と話しています。
なお、工事日程に変更はなく、松山市は来年7月に全館での営業再開を目指しています。