公的機関を名乗り「年金の払い戻しがある」県内で特殊詐欺の予兆電話相次ぐ【愛媛】
10月28日から30日にかけ、県内で、特殊詐欺の予兆電話が11件あったとして、県警は、特殊詐欺警戒アラートを発令して注意を呼び掛けています。
県警生活安全企画課によりますと、10月28日から30日にかけ、四国中央市、松山市、西条市、大洲市で、還付金詐欺と預貯金詐欺の予兆電話が合わせて11件あったとしています。
このうち、四国中央市の60歳代の女性の自宅には、公的機関や金融機関職員を名乗る男から、「年金の払い戻しがある。手続きのため、銀行のATMに行ってもらう必要がある」といった内容の電話があり、最終的におよそ50万円をだまし取られたという事です。
警察は「自治体や金融機関の職員がATMで保険料や医療費などの払い戻し手続きを依頼することはない」などとした上で、「知らない番号からの電話は受けない、折り返さない」といった対応をとるよう、注意を呼びかけています。