松山城の土砂崩れ 住民が求めている説明会 市が「開催は難しい」考え示す
松山城の城山で土砂崩れが発生してからきょうで2か月。
住民たちが市に開催を求めていた住民向けの説明会について、市は「開催は難しい」との考えを示しました。
松山市の9月定例市議会はきょう代表質問が行われ、4つの会派の代表者全員が、7月に発生した土砂崩れについて質問しました。
その中で、発災前にひび割れなどが確認されていた城山上部の緊急車両道について、施工前に地質調査を行わなかった理由を問われた市は、次のように説明しました。
松山市開発建築部 鷲谷浩三部長:
「当時、道路に道路変異が見られるなどの危険性は確認されていないこと、また重力式擁壁は、既存の道路上に設置することや、高さが2m以下の小構造物であることなどから、市の判断として地質調査は実施しておりません」
また有志の住民が市に開催を求めている住民説明会については、「災害の原因が特定されておらず、詳細な話もできないため開催は難しいと考えている」としました。