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松山市議会 市側が「バスタ」建設費や「103万円の壁」見直し影響について答弁

2024年12月5日 16:25
松山市議会 市側が「バスタ」建設費や「103万円の壁」見直し影響について答弁

松山市は、きょうの12月定例市議会でJR松山駅周辺に整備を目指す「バスタ」の建設費や維持管理費の概算を示しました。

きょう始まった松山市の12月定例市議会の一般質問で、JR松山駅周辺で整備を目指す「バスタ」について問われた市は、建設費などの概算を示しました。

市は現時点で、バスタの事業主体は決まっていないとした上で、他の地域の先行事例などを参考に計算したところ、建設費はおよそ30億~40億円と試算。

維持管理費については年間2000万~3000万円程度を想定し、赤字が出た場合は、県や交通事業者に負担を求めず、市が責任を持って対応したいとの考えを示しました。

また、きょうの一般質問では、国会で議論されている「103万円の壁」の見直しについての質問も出ました。

質問に対し、市は財政への影響について、所得税の基礎控除などの額が103万円から178万円に引き上げられた場合、住民税と地方交付税あわせて年間でおよそ75億円の減収が見込まれると回答しました。

減収となる75億円のうち、60億円が住民税で、これは昨年度の住民税でみると23%にあたります。

一般質問は来週水曜日まで行われJR松山駅周辺の整備事業など、あわせて62件の質問が行われる予定です。

最終更新日:2024年12月5日 19:40