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県漁協で会計責任者の50代女性職員が1億円以上着服か 顧客口座を無断で解約

2024年8月28日 17:27
県漁協で会計責任者の50代女性職員が1億円以上着服か 顧客口座を無断で解約

被害総額は1億円以上にのぼるとみられています。

愛媛県漁業協同組合壬生川支所の会計責任者の女性職員が、顧客の定期貯金などを着服していたことが分かりました。

愛媛県漁業協同組合 平井義則組合長:
「ここに深くお詫び申し上げます」

県漁業協同組合によりますと着服していたのは、壬生川支所の会計責任者の50代の女性職員です。

女性職員は、壬生川支所の現金や貯金のほぼ全額にあたるおよそ4100万円を着服した他、顧客13人の口座を無断で解約し定期貯金などを不正に引き出したということです。

県漁協の調べで、不正に引き出した額は推計でおよそ1億300万円にのぼり、10年以上前から着服していたとみられています。

今年5月の決算で壬生川支所の残高を調べたところ不明金を確認。その後女性職員自ら警察に出頭し、着服をほのめかす内容を話したということです。

県漁協は先月、女性職員を懲戒解雇していて今後、刑事告訴や損害賠償を請求する方針だということです。