秋田県の佐竹知事は臨時の記者会見を開き、23日に行った自らの講演で、四国地方の酒と料理を挙げて「うまくない」「貧乏くさい」などとけなす発言したことについて「不穏当で不見識な発言だった」と陳謝しました。

佐竹知事：
「四国の方々、四国と関係のある方々、県民のみなさまに大変に不快な思いをさせたということで、心からお詫び申し上げたいと思います」

佐竹知事は、大学、金融機関、行政のトップなどが集まって23日、秋田市で開かれた「秋田の未来を創る協議会」の設立会議で講演しました。

知事の説明などによりますと、講演の中で、四国地方を訪れて口にした酒について「うまくない」と発言したほか、じゃこ天を挙げて「貧乏くさい」と述べました。

佐竹知事は「不穏当で不見識な発言だった」と陳謝し、「ついつい調子に乗って発言すべきでないことを発言したことが極めて遺憾で、非常に情けない」と述べました。

佐竹知事は去年、比内地鶏について「硬い」などと、その特徴を否定するような発言をして、その後「幼稚な言い方だった」などと陳謝しています。

長く県政のトップに立つ知事の改めての不適切発言に、秋田県内外から批判の声があがっています。