ミカンの販路拡大と農家の収益増加へ 県産温州ミカンをベトナムへ初輸出【愛媛】
ミカンの販路拡大と農家の収益増加につなげます。愛媛県産の温州ミカンがベトナムへ初めて輸出されることになり、きょう出荷作業が行われました。
けさ松山市の県立農業大学校では、果樹コースの学生が自分たちが育てた温州ミカンの大きさや品質をチェックする選果作業を行っていました。
出荷先は、東南アジアのベトナムです。
おととしベトナムが温州ミカンの輸入を解禁したことから、検疫条件を満たす温州ミカンを県立農業大学校の園地で試験的に栽培してきました。
愛媛のミカンがベトナムに輸出されるのは、これが初めてとなります。
県立農業大学校の政本泰幸助教授は「味は自信があります。大学校が先陣を切ることで現場の農家にも波及できれば」などと話していました。
県によると、国内よりも数倍高い価格で温州ミカンの販売が見込めるというベトナム。
今回のテスト輸出の量はおよそ1トンで、空輸でベトナムに送った後、ハノイのフルーツ専門店で販売される予定です。