障害ある人に働く機会を 支援学校の生徒が“遠隔操作ロボット”で観光ガイド
身体に障害のある生徒たちが、遠隔操作ロボットを使って観光ガイドに挑戦しました。
愛媛県西予市城川町の四国西予ジオミュージアムに登場したのは、カメラやスピーカーを備えたロボット、ugo miniです。来館者を誘導しながら、大地が育んだ多様な自然や生態系などジオパークの魅力を音声で紹介しました。
デジタル技術で地域課題の解決に取り組むトライアングルエヒメの一環としてロボットを遠隔操作したのは、およそ30キロ離れた宇和特別支援学校の生徒2人です。
宇和特別支援学校聴覚障がい・肢体不自由部門高校3年 宮本玲於さん:
「もう少しスムーズに説明できるように工夫して、もっと簡潔に魅力を伝えたい」
国の調査によると、歩行や筆記などに障害のある人の就職率は全国で6.2パーセントに留まっています。
事業に取り組む企業などは今後、ロボットを活用し飲食店や観光施設などで働く機会を増やしたいとしています。