「松山地方気象台」の改修工事が完了 55年ぶりに大時計が復活 新たに展示室も設置【愛媛】
建物の老朽化が進んだことから増築・改修工事が行われていた松山地方気象台。工事が完了し、完成記念式が行われました。
21日開かれた庁舎完成記念式には関係者らおよそ40人が参加しました。
1928年に建てられ、国の登録有形文化財にもなっている松山地方気象台の庁舎は、老朽化が進み2021年から増築や改修の工事が行われていました。
工事を経て、55年ぶりに大時計が復活したほか、外壁などが建造当時の姿に修復されました。
また、庁舎内には新たに「展示室」が設置され、かつて気象観測に使われていた装置や、雲や風など気象の仕組みなどを体験する器具などが並べられています。
今後、事前に予約をすれば誰でも自由に見学することができるようになるということです。
松山地方気象台の笠井将伸 台長は「今後100年間に向けて新しい庁舎で第一歩を踏みだして、県民の皆さんにますます信頼感と存在感が高められるように、仕事に励んでいきたい」と話しています。