民事裁判の口頭弁論がウェブ会議で参加可能に「当事者の負担を軽減」松山地裁
民事裁判の手続きのデジタル化へ。これまで、裁判所に出廷する必要があった民事裁判の口頭弁論がこの春、ウェブ会議を利用して参加できるようになりました。
きょう、松山地裁で行われた民事裁判の口頭弁論。法廷内には、裁判長や書記官などが座っていますが、被告側の指定代理人はモニターに映し出されています。
民事訴訟法の一部改正に伴い、これまで、当事者の出廷が原則だった民事裁判の「口頭弁論」が、原告や代理人の弁護士などは裁判所が許可した場合に裁判所に訪れることなく手続きを進めることができます。
松山地方裁判所は、ウェブ会議の導入について「当事者の負担を軽減するなど利便性を高めることができ、民事裁判に参加しやすくなる」としていて、今後も遠方の当事者を中心に利用される予定です。
法務省は、2年前から民事裁判の手続きのデジタル化を進めていて、今後は裁判記録の電子化なども行い全面デジタル化を目指しています。