1000点超える金製品集めた「大黄金展」初日から賑わい…金の価格上昇で買取依頼をする人の姿も
1000点を超える金製品を集めた展示・販売会「大黄金展」が始まり、初日から大勢の来場者が詰めかけています。
人々はなぜ金に魅力を感じるのでしょうか?
いよてつ高島屋で始まった「大黄金展」。
御りんをはじめとする仏具や仏像、縁起物に…ミッフィーやディズニーのキャラクターまで、展示された金製品は1000点を超えます。
販売されている中で、最高額は純金3キロを使ったサッカーボール。
SGC常設店 中島泰弘統括部長:
「7600万円になります」
全国でこれまでに4つ売れたのだとか。
初日から多くの来場客で賑わう会場。魅力的なのは、その輝きだけではないようです。
女性:
「水光熱費もどんどん上がってくるし、物価もこれから多分下がることはないんだろうなというときに、安定的に上がっていく。貯金をするよりかは投資のひとつとしてはすごく魅力的なのかな」
高齢女性:
「コロナがあったり色々あったりで、結構国もお金使ってるし。若い子たちこれから大変やなと思うんで。ちょっとでも残してあげたいなと考えたときに、現金もいいけど金も今すごい価値が上がってるから」
1グラムあたりの金の価格です。2000年に比べ、実に10倍以上の値を付けています。(田中貴金属工業調べ)
SGC常設店 中島泰弘統括部長:
「今円安が進んでいるのでお金で持つよりも現物資産で持ちたいという方の相談が増えている。本当に世の中が平和になれば金は価値が下がると思うが、まだまだその状況ではないのかなと感じている」
こうした状況を受け会場内に併設された買取コーナーには、手持ちの金の査定や買取の依頼をする人も…
査定を依頼した女性:
「ホッとした。良かったので。思っていたよりずっと良かった。手放した分、もしお金になって返ってくれば、他の物に換えたり、また違うジュエリーに換えたりできるので。今、手放した分で今度どうするか考えるのも楽しい」
金を売りたいと考える人が全国的に増えているようです。
SGC常設店 中島泰弘統括部長:
「去年に比べたら本当非常に多い。相場にしたら2割から3割ほど上がっているのでかなり今回もご予約が入っている」
先行き不透明な時代の中で、安定資産として輝きを放つ金。
手に入れられなくても、その輝きで明るい気持ちになれそうな大黄金展は、11月27日まで開かれています。