県内各地で盛り上がった!シニアのスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」【愛媛】
28日に開幕して以降、愛媛県内各地で盛り上がりを見せた「ねんりんピック」。競技に参加した人も応援した人もスポーツや文化に触れて親しんだ4日間となりました。
秋晴れのもと、シニアのスポーツと文化の祭典、「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」が開幕。ニンジニアスタジアムには、選手と関係者、あわせて1万7000人が集結しました。
愛媛では初開催とあり、県内各地で熱戦、盛り上がりが見られました。
まずはこちら。松山市の県総合運動公園で行われていたのは、今大会から正式種目に採用されたバドミントン競技。
このほか、弓道やサッカー競技などでも、熱い戦いが繰り広げられていました。
賑わいに一役買っていたのは愛媛の“食”でした。
会場には「鯛めし」などを無料でふるまうブースも設置され、多くの選手らが手に取っていました。
群馬県選手団:
「美味しかったです。なかなか炊き込んだのをいただけないものですから。美味しく頂きました」
秋田県選手団:
「ミカン系統だからさっぱりしてるから年配者向きかもしれない。さっぱりしてるのがおいしいですよね」
一方、南予・宇和島市では・・卓球競技です。
愛媛選手:
「(地元開催は)最高ですいろんな出会いがあってみんな笑顔で接して…」
会場の外では地元の早生ミカンで、おもてなし。
福岡県からの選手:
「いただきます。きのうもいただきましたけど大変おいしゅうございました」
変わってこちらは松山市・道後地区。道後温泉本館や宝厳寺など名所を思い思いに散策する参加者たちの姿がありました。よく見ると、みなさん紙とペンを持っています。
松山市から:
「なかなか…道後温泉は色々な句の材料がありますので、どこを切り取ろうかなと思って悩んでいます」
実は、これもねんりんピックの競技のひとつ。俳句です。参加者は吟行して一句ひねっていました。
神奈川県から:
「気合い入れてきました。私たちは俳句をやっているもので20年くらいやっているんですけど。松山を今存分に浸っています」
「“しみじみと秋をのぼりて宝厳寺”こんな句ができているので出そうかなーと思って」
一歩ずつ踏みしめながら、俳句のまちを楽しんでいました。
こちらも同じく道後の会場。盛り上がりをみせていたのは、eスポーツです。東・中・南予の3つの会場をオンラインでつなぎ、およそ30人のプレイヤーが参加。元力士の舞の海秀平さんもゲストとして来場しました。
優勝者 松山市出身・60代:
「緊張はしたんですけど、試合に入ったら何も考えずにやりました。楽しいですねこういう機会与えてもらって、すごく良かったなと思います。どうしてもこの年齢になると家にいることが多いんですけど、にぎやかなところに参加できるというのはうれしかったですね」
eスポーツは、来年のとっとり大会で初めて正式種目になります。
会場ではほかにもステージイベントや体験ブースも設けられ、様々な世代がスポーツや文化に触れていました。
ボランティアなど含めのべおよそ51万人が参加したねんりんピックえひめ大会。4日間の日程を終え閉幕しました。
来年はどんな熱戦が繰り広げられるのでしょうか。