パリ五輪初出場!レスリング・曽我部京太郎選手(今治市出身)壮行会 地元愛あふれる“勝負飯”は
開幕まで2か月を切ったパリオリンピック。今回オリンピック初出場を決めた、今治市出身、レスリングの曽我部京太郎選手が週末、出場内定後初めて、愛媛に帰ってきました。大勝負を前に曽我部選手が語った意気込み。“勝負飯”は地元愛に溢れていました。
おととい、松山空港に降り立った曽我部京太郎選手。
父・耕司さん:
「おかえり!」
曽我部選手:
「ただいま」
家族と曽我部選手の恩師、越智雅史さんが、オリジナルのTシャツを着て出迎えました。
今年4月、パリオリンピックの男子グレコローマンスタイル67キロ級への出場を決めた曽我部京太郎選手・22歳。小学3年生で競技をはじめ、今治西高校を卒業するまで、地元・今治市のレスリングクラブで稽古を重ねました。高校時代には、国体3連覇や、世界ジュニア選手権に出場、日本体育大学を卒業後、現在はALSOKに所属しています。
曽我部選手:
「きたるオリンピックでは皆さんからもらったエネルギーを武器にして金メダルを取りに行きます」
きのう、松山市内で開かれた壮行会には、県内のレスリング関係者や恩師、友人などおよそ140人が駆け付けました。
会場では、今治出身の曽我部選手へ、応援団の皆さんが今治タオルで作った日の丸にメッセージを書き込んでいました。
曽我部選手:
「パリで試合をしたい、金メダルを獲るという気持ちが強くなってきてます。帰ってきてみなさんの顔を見たり、皆さんが直接声をかけてくださって、この愛媛でやっぱり地元で育ってきたみなさんの言葉をもらって、本当に今まで以上に強い気持ちになりました」
大勝負を目前に控えた曽我部選手の…勝負飯は?
曽我部選手:
「勝負飯にしたいと思うのは魚、鯛だったり、育ってきたみかんというのを食べて勝負飯にしたいなと思います。せんざんきも大好きなんですけど、自分は減量というのがあるので、せんざんきは試合で優勝してご褒美として食べたいです。勝負タオルは今治タオルです。今治タオルを使うようにしてます」
Q.五輪にも持っていく?
「もちろん。今治タオルで今治の思いを背負って」
県人選手がレスリングでオリンピックに出場するのは史上2人目。
壮行会には、アテネと北京の2度オリンピックに出場し、曽我部選手の大学時代の恩師で宇和島市出身の松本慎吾さんの姿も。
松本慎吾さん:
「僕は最高は7位だったんですけど、やっぱりそれ以上メダルを目指して頑張ってもらいたい」
Q.メダル獲るだけの力は?
「十分あると思います。そのためにあと2か月いい準備をするだけだと思います」
パリまで、53日。
曽我部選手:
「愛媛のみなさんには本当に温かくこれまで支えてきてもらったので、支えてきてくださった皆さんに本当に夢と希望を与えたいなと思います。自分のスタイルである前に出るスタイル、最後まで最後の1秒まで攻め切って、金メダルを獲得してきます」
現在、愛媛県関係では曽我部選手の他、パリオリンピックでは自転車競技で松山学院高校出身の垣田真穂選手が。
パラリンピックには、競泳の知的障害のクラスで今治市の山口尚秀選手。陸上男子走り幅跳び視覚障がいで、松山市出身の石山大輝選手が出場を決めています。