上杉謙信の愛刀 国宝「山鳥毛」瀬戸内市が新潟県上越市に貸し出し展示へ
およそ450年ぶりに主、謙信公のもとへ。岡山県瀬戸内市が所有し、備前刀の最高峰といわれる国宝の「山鳥毛」が、今年夏に、新潟県上越市に貸し出され展示される事になりそうです。
瀬戸内市役所を訪れた、上越市の中川幹太市長。上越市は戦国武将の代表格上杉謙信ゆかりの地で、この夏に予定している謙信公祭で、国宝の「山鳥毛」の展示を企画。副市長などが市に貸し出しを依頼していました。そして今日(21日)は市長が直接訪れ、国宝の展示に必要な文化庁の許可も今月7日に下りた事を報告し、武久顕也市長に借用を依頼しました。
備前刀の最高峰といわれる国宝の「太刀 無銘一文字 山鳥毛」山鳥の羽のような刃文が特徴で、上杉謙信と後継の景勝の愛刀とされ、2020年に瀬戸内市が5億円の寄付を募り購入しました。上越市は今年で100回目となる「謙信公祭」の目玉とする計画です。
市が購入して以来、初めての県外展示となる山鳥毛。輸送方法などで合意できれば、今年8月、およそ450年ぶりに主、謙信公のもとへ帰る事となります。