鳥をモチーフに 民芸品企画展 栗林公園讃岐民芸館
縁起が良いとされ、古くから日常の中で親しまれてきた、様々な鳥をモチーフにした民芸品の企画展が、高松市で開かれています。
空高く飛ぶタカは、運気アップの縁起物。鋭い表情もどこか憎めません。栗林公園の讃岐民芸館で開かれている企画展には、昭和40年代に収集された置物や型紙などの民芸品33点が展示されています。
中国で作られた、ツバメをかたどった凧。ツバメは害虫を食べ豊作を招くと言い伝えられ、家の繁栄への願いが込められています。また熊本県で作られたおもちゃは、子孫繁栄を象徴するキジがモチーフになっています。
これらの民芸品は、県出身の画家で初代館長を務めた和田邦坊らが全国各地から収集したものだということです。人々の願いを乗せた鳥たちの表情が楽しめるこの企画展は、6月9日まで開かれています。