白亜紀の恐竜「ハドロサウルス類」の化石と判明 1986年さぬき市で発見
およそ40年前、香川県さぬき市で見つかった化石が、白亜紀の恐竜「ハドロサウルス類」であることが分かりました。
この化石は1986年に、丸亀市の男性が、さぬき市の山の中で偶然見つけました。その後、県内で初めての恐竜の化石と確認されていましたが、種類は分かっていませんでした。
岡山理科大学などの研究チームによりますと、中生代白亜紀に生息した植物食の恐竜、ハドロサウルス類の背骨の一部と断定されたということです。
今回の化石はおよそ8300万年から7200万年前の時期において、ユーラシア大陸最東端での発見例となり、ハドロサウルス類の分布状況などを解明する手がかりとなりそうです。
研究チームは「さぬき市の白亜紀の地層は恐竜化石の重要な産地である」としています。