「二足歩行としては史上最大」恐竜の足跡の化石 岡山理科大学が発見
「二足歩行としては史上最大」。ティラノサウルスより大きい恐竜の足跡の化石を、岡山理科大学がモンゴルの砂漠から発見したと発表しました。
(山本紘士記者)「今回発表された足跡の模型、幅92センチ。ティラノサウルスよりはるかに大きいサウロロフスのものと考えられています。」
(岡山理科大学恐竜学博物館 石垣忍館長)「二速歩行動物としては史上最大。」
岡山理科大学が発表した恐竜の足跡の化石は、2015年から調査しているモンゴル・ゴビ砂漠で発見されました。
(石垣館長)「今にも地響きを立てて歩いてくる、恐竜の足音が聞こえてくるみたいです。」
およそ7000万年前の白亜紀末期の地層で、崖からせり出すような形で見つかったそうです。この巨大な足跡の主と考えられるのは「サウロロフス」。ティラノサウルスやタルボサウルスよりも大型で、全長15メートルの「ボス級」の大きさだそうです。調査では、歩行した跡も24メートルにわたって見つかり、歩き方や速度など「足跡だからこそ分かる」ことが解析できるとしています。
(石垣館長)「行けば行くほど次の発見があり、ゴビの神様は優しい。」
今回発表された足跡の実物大模型や3D画像は、3日から岡山理科大学の恐竜学博物館で展示されます。