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未来を切り開く!香川からスペインに単身サッカー留学 児山藍士選手

2024年8月2日 18:39
未来を切り開く!香川からスペインに単身サッカー留学 児山藍士選手

 数々のスター選手を輩出するスペインに、香川県から単身サッカー留学をしている、三木町出身の児山藍士選手。自ら未来への道を切り開くその力の源とは?野並アナウンサーの取材です。

 真夏の強い日差しが降り注ぐ高松市内のグラウンド。練習に励んでいるのは香川県三木町出身の児山藍士選手13歳です。

 国内のセレクションを受けて2年前からスペインに単身サッカー留学。

 直近の1年は、育成年代では世界トップクラスのクラブのひとつ。FCアンドラ・ジュニアユースのBチームでプレーしました。

2年目となるスペインでの生活は?

(児山選手)「やっぱ楽しめているので良いと思います。」

 笑顔で語る児山選手。しかし、道のりは決して順調ではありませんでした。

(児山選手)「1年目の時にスランプがあったんですけど、その時にボールを触るのも怖くて、サッカー辞めたいとも思ったんですけど。」「アグレッシブさめちゃくちゃ青あざも出来て、レベルの違いを知って、どんどんメンタルがやられていった。」

 更に直面したのは文化や言葉の違い。チームメイトとのコミュニケーションを濃密にするため、スペイン語の勉強量を増やしました。サッカーでも言語の面でも努力を続けると、周囲の反応が目に見えて変わってきたそうです。

(児山選手)「実力もまあまあ伴ってきて、言葉も喋れるようになって、仲良くもなって、1人のチームメイトとして認められたというのは感じられました。」

(野並アナウンサー)この1年、児山選手が特に磨きをかけたという渾身のシュートを、GK経験をもつ私が体験しました。

(野並アナウンサー)「すごさ!威力だけじゃない!精度というところで感じました!」

 自らの努力で未来への道を切り開く13歳。その力の源は。

( 児山選手)「好きなことに打ち込んでいるので、苦はありますけど、楽しくそれを乗り越えていけているので、今のところは続けていけたらなと思います。」

 新たなシーズンの開幕に向け今月再びスペインに旅立つ児山選手。描く夢はプロの世界。勝負の3年目がまもなく始まります。

    西日本放送のニュース