JR西日本 JR四国 年末年始の利用状況 「最大9連休」で好調
JR各社が年末年始期間中の利用状況を発表し、岡山エリアは前の年度から二けたの伸び率となりました。
JR西日本によりますと、先月(12月)27日から昨日(5日)まで、山陽新幹線の岡山-福山間の利用者は141万2000人で、前の年度を11ポイント上回りました。また在来線の特急では、しおかぜや南風など瀬戸大橋線が11万5200人。やくもなどの伯備線は5万4200人で、いずれも二けたの伸び率となりました。
増加の要因は、今回の年末年始が最大9連休と、曜日の配列に恵まれたためで、概ねコロナ禍前の水準まで回復したということです。
一方、先月28日には備前市で起きた沿線火災で新幹線が一時運転を見合わせたため、帰省客を直撃しました。JR西日本中国統括本部は「その他に大きなトラブルは頻発せず、順調に多くの利用を頂いた。」としています。
一方、JR四国のまとめによりますと、年末年始期間の利用状況は瀬戸大橋線で27万9千人。予讃線など主要3線区で12万8700人と、いずれも前の年度を10ポイント程度上回りました。コロナ禍前の9割台後半まで回復していて、コロナ禍以降では最高となりました。
瀬戸大橋線の利用者のピークは、岡山から高松へ向かう下りが先月29日で、上りは今月4日でした。JR四国では利用客増加の要因を、最大9連休という曜日配列に加え、好調が続くインバウンドもけん引したとみています。