「り災証明書」発行スムーズに 東かがわ市が新システム導入 運用開始を前に訓練
南海トラフ地震などの大規模災害に備え、タブレット端末を使って従来よりも短い期間で「り災証明書」を発行出来る新しいシステムを、香川県内で初めて東かがわ市が導入します。
市役所では来年(2025年)1月の運用開始に向けた研修会が開かれ、職員が操作方法などを確認しました。
「り災証明書」は災害で建物に被害を受けた人が、支援金の給付など公的支援を受けるために必要で、専門の職員が被害状況を調べ、度合いに応じて交付されます。
香川県内では初めての導入で現場で、タブレット端末だけで被害状況を調査出来る他、事前の調査スケジュールも自動で作成出来ます。これにより作業や期間が従来より半分以上削減出来るということです。
元日の能登半島地震では、証明書発行の遅れや、認定の不服による再調査の多さなどが課題になっていますが、システムの導入で、判定結果のばらつきが少なくなることも期待されています。
最終更新日:2024年12月26日 18:54