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吉備中央町浄水場PFAS問題 全国初の公費での血液検査

2024年11月25日 16:11
吉備中央町浄水場PFAS問題 全国初の公費での血液検査

 去年(2023年)、岡山県吉備中央町の浄水場から国の基準を超える有害な化合物が検出された問題です。今日(25日)から町民などを対象に、全国で初めてとなる公費での血液検査が始まりました。

 血液検査は、浄水場の給水エリアの住民や企業の従業員など、およそ2400人の内、790人が希望しています。初日の今日、50人が町の研修施設で問診と採血を受けました。

 検出された化合物PFASは、発がん性をはじめ健康被害が指摘されるものの、人体への影響は詳しく分かっていません。町は血中濃度を調べ、住民の不安解消と、健康状態の把握に努める考えです。

 環境省によると、公費を使った血液検査は全国で初めてです。山本雅則町長は「町に責任がある」として国に支援は求めず、およそ6000万円の予算を組み、対応する構えです。町は来月(12月)8日まで町の施設や医療機関で検査を行い、来年(2025年)1月、住民に結果を通知。血中からPFASが半減する時期にあたる5年後をめどに、再び検査を行う方針です。

最終更新日:2024年11月25日 16:11
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