「対立する指定暴力団組員につきまとい」で暴力団組員4人逮捕 全国初の検挙
岡山市の指定暴力団の幹部ら4人が今日(27日)、対立抗争の指定暴力団の組員につきまとったとして逮捕されました。岡山県警によりますと、暴力団対策法に規定する「対立指定暴力団組員につきまとい」での検挙は全国で初めてだということです。
暴力団対策法違反の疑いで逮捕されたのは、岡山市の指定暴力団池田組の幹部、岩渕匠容疑者52歳ら、合わせて4人の暴力団組員です。警察の調べによりますと4人は共謀して今年7月13日、警戒区域に指定されている岡山市北区中央町の繁華街で、対立している暴力団の組員のすぐ近くを車で走行するなどして、つきまとった疑いです。
4人が対立する組員の動向を把握していることを警察が認知し、防犯カメラなどから犯行を特定し、今日、逮捕しました。暴力団対策法に規定する「対立指定暴力団組員につきまとい」での検挙は、全国で初めてだということです。
警察は今後の捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていませんが、他にも共犯者や余罪があるか捜査を進める方針です。