ハンセン病療養所で敬老会 大島青松園
今月(9月)16日は敬老の日です。かつてハンセン病により強制隔離された入所者が暮らす、高松市沖の療養所でも、ひと足早い敬老会が開かれました。
高松市沖の大島にあるハンセン病療養所「大島青松園」。多い時には700人以上いた入所者の数は現在29人、平均年齢は87歳と高齢化しています。
今日(13日)は入所者の姪でジャズシンガーの福島愛朕さんが駆けつけ、歌や踊りを披露しました。姪からのお祝いを受けた入所者の野村宏さんは、子どもの頃に家族と引き離されて収容され強い差別が親族に及ぶのを恐れていたといいます。入所者は長生きできたことを喜び、同じ様な差別を繰り返さないでほしいと願っていました。