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プロ野球ファーム参入へ「ハヤテ223」は選手をどう集める?トライアウトにはプロ野球経験者も(静岡市)

2023年11月6日 18:04
プロ野球ファーム参入へ「ハヤテ223」は選手をどう集める?トライアウトにはプロ野球経験者も(静岡市)

プロ野球ファームリーグへの参入が内定している静岡市の「ハヤテ223」が週末に行ったトライアウトには、プロ野球経験者も参加しました。どのようにチーム作りを進めるのか、少しずつ見えてきました。

11月3日、静岡市の清水庵原球場には、ハヤテのトライアウトを受けようと多くの選手が集結。170人の申し込みがあり、1日目は書類選考を通過した96人が1次審査に臨みました。

静岡市を本拠地にする「ハヤテ223」は、来シーズンからプロ野球の2軍、ファームリーグへの参入が内定しています。しかし、ハヤテはチームをもっていないため、選手をどう集めるかが注目されていました。トライアウトでは、藤枝市出身で静岡高校卒業後、近鉄などで活躍した赤堀元之監督が熱い視線を送っていました。

(赤堀 元之 監督)
「このチームに入ることは挑戦していかなければならない、挑戦に耐えられる選手になってほしい」

初日の1次試験は体力測定や筆記試験などが行われ、選手は約半分に絞られました。

2日目は、1次試験の通過者49人とNPB経験者7人のあわせて56人が参加。その中には、このトライアウトの目玉となる選手が…。

(池谷 蒼大 投手)
「地元ということもあるので気持ちも入ります」

横浜DeNAベイスターズから“戦力外通告”を受けた、静岡高校出身の池谷 蒼大投手の姿も。緊張もあり、少しでも球場に慣れておきたいと、受け付け開始の2時間前に到着したといいます。

静岡高校時代の同級生でもある、群馬大学医学部6年生の竹内奎人投手もトライアウトに参加。2024年2月に医師の国家試験を予定している「医師の卵」でもありますが、長年の夢でもあるプロ野球選手への挑戦です。元チームメイトのふたりはウォームアップを一緒に行っていました。

2日目は主に実戦形式の試験。注目の池谷投手は、打者4人を相手に10球を投げ、三振ひとつをとるなど、ヒットは許さず隙のないピッチングで首脳陣へアピール。一方、竹内投手は、打者4人を相手にフォアボールを2つ出したもののヒットは許さず、粘り強い投球を見せました。そして、午後5時ごろ2日間にわたるトライアウトが終了。

(赤堀 元之 監督)
「受かる人もいるし、受からない人もいますけども次のステップもまだあるので目標に向かって頑張ってほしい」

トライアウトを振り返って「70点の出来」と振り返った池谷投手。

(池谷 蒼大投手)
「今シーズン サイドスローで投げぬいたが自分の投げたい形の“上から投げる”ということで、1か月も立ってないが結果が少し出たのかなと思っているので自信になったかなと思います」

共に挑んだ竹内投手は…。

(竹内 奎人 投手)
「自分の野球をやり切ってから医学の道に進むっていうのは決めたことなので。もちろん合格させていただいたら全力でプレーさせていただく。合否にか関わらず、来年再来年 リミットは決めているが、できるところまで体が動くまで挑戦していきたい」

新球団の登録選手は40人ほどで、ハヤテは今回のトライアウト参加者から20人ほどを選ぶ考えです。選手のいないゼロからのチーム作り。ファームリーグへの参入が正式決定となれば、約4か月後から選手層の厚い既存のプロ野球チームと戦うことになります。今後のチーム作りについて、静岡市清水区出身で元横浜監督の山下大輔ゼネラルマネージャーは…。

(山下大輔 GM)
「誰もいないゼロのチームなので、そういう意味ではこの2日間で見るというのは難しいという気はした」「いろんな意見を出し合うけど、1年間新しいチームで、140試合を戦わなくてはならない。そのための戦力が高いということは必要なんだけども、人数的なポジションによる割り当て、そういうものを基本に数をそろえていかなくてはいけない、そういう意味では最低な水準が高くなるか低くなるか、そういうチーム作りになると思う」

11月22日に行われるオーナー会議での正式決定を経て、「ハヤテ223」のチーム作りはさらに加速することになります。

(スタジオ解説)
ハヤテ223は11月下旬以降に入団選手の発表を行う予定です。ファームリーグは例年3月中旬ごろ開幕し、年間約130試合を戦うことになりますので、選手層の厚い既存のプロ野球チームと戦う戦力を確保できるかが課題となっています。

球団によると登録選手は40人ほどを予定していて、その内訳は①今回行われたトライアウトから20人ほど②NPB経験者から10人ほど③外国人選手を5人ほどで考えているということです。トライアウトを受けた選手の中で、合格に最も近いと言われている選手が、ソフトバンクなどで活躍した藤岡好明投手38歳。トライアウトでは、他の選手の様子をチェックする姿もあり、球団への参加は濃厚とみられています。プロ野球でも長く活躍し、独立リーグではコーチの経験もあるため、コーチ兼選手の可能性も高いということです。

選手の獲得については…。11月15日に、プロ野球球団から戦力外通告を受けた選手らが参加する「12球団合同トライアウト」が行われます。これにハヤテは参加できませんが、ここに参加した選手らに対し、ハヤテが個別に声をかける可能性もあるということです。選手集めは春の開幕ギリギリまで続けられるとみられます。

    静岡第一テレビ
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