五輪開幕へ 現地の様子は?故郷から先輩にエール(静岡)
日本時間の27日午前2時に始まるパリオリンピックの開会式。パリ中心部を流れるセーヌ川を使い、史上初めてスタジアムの外で開催されます。
6キロに渡る水上パレードには約120人の国家元首や政府首脳らが出席し、30万人の観衆が訪れると見込まれています。
そのためパリ市内は厳戒態勢に!期間中、警察や憲兵など約8万人が動員されます
現地ではどのような盛り上がりを見せているのでしょうか、
静岡大学出身で9年前からフランスに渡り、パリでブームになっている「お弁当」を販売する内藤卓真さんに話を聞きました。
(内藤卓真さん)
「ポスターもあちこちにあるし、警察もすごく多い。」
「あとはグッズですね。あのグッズがあっちこっちに いっぱい売っている」
「もうオリンピック1色のグッズになってます」
「新しく簡易で併設された場所みたいなのにもオフィシャルのグッズを売っている」
「店もスーパーマーケットからいろいろなところにもコーナーができている」
また、会場付近はテロ対策で交通規制が実施されているため、普段とは違う雰囲気だといいます。
(内藤卓真さん)
「道が封鎖されていてその会場付近には行けない。だから交通が止まる」
「オリンピックの開会式を行うゾーンがありまして、そこに入るのに2次元コードが必要」
「それが申請しても遅く返ってきたりする。ギリギリに申請した人は多分間に合ってないっていう人も多い」
「普段のパリならあまり人通りのない道も通行止めによって観光客が回り道をして、普段人がいない道も観光客がたくさんいる」
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27日未明の開会式を前に静岡県内でも”オリンピック商戦”が始まっています。
静岡市のスポーツ用品店では。
(増田大記記者)
「こちらではフロアの一番目立つところにオリンピック関連商品が並んでいます」
7月上旬からオリンピックの応援グッズを販売。
「TEAM JAPAN」のロゴが入ったオレンジ色のシャツやタオルなどを取りそろえるなか、特に売れているのはサッカー日本代表のユニフォームだといいます
(店の担当者)
「静岡店ではジュニアサイズ・アウェーユニフォーム合わせて60着以上を販売している」
「日本代表応援Tシャツはインターネット販売がとても多く静岡だけでなく日本全体が注目している商品だと思います」
今後、各競技のコーナーにオリンピックグッズを展開していくということです
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出場選手の地元でも熱気が高まっています
(清水将光カメラマン)
「御前崎市では飯塚翔太選手の母校の後輩や市民からの応援メッセージ約1000人分が集まったということです」
パリオリンピックで4大会連続の出場となる陸上・飯塚翔太選手。
地元の御前崎市役所では応援ブースを設置し、応援メッセージを集めていました。
(記入していた女性)
Qどんなメッセージを書いた?
「翔太君 御前崎の星です。将来の子どもたちに夢を与えてほしい。期待しています」
また飯塚選手の母校、浜岡中学校では生徒会を中心に有志が集まりメッセージ動画を撮影。
生徒会長で陸上部に所属する松下広太郎さんも飯塚選手の活躍に期待しています。
(松下広太郎さん)
「憧れていたり尊敬していたり 誇らしい」
「思いがうまく伝わり結果につながればうれしいが、走るうえで励みになってほしい」
(浜岡中学 陸上部員)
「飯塚翔太選手、パリオリンピックメダル目指してがんばってください」
集まった色紙やメッセージ動画は飯塚選手の父親を通じて本人へ送られるということです。