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【懸命に生きる小さな命】「リトルベビー」1500g未満で生まれた我が子…悩みながらも強く生きる母親の思いとは (every.しずおか特集)

2024年2月20日 5:33
【懸命に生きる小さな命】「リトルベビー」1500g未満で生まれた我が子…悩みながらも強く生きる母親の思いとは (every.しずおか特集)

生まれたばかりの小さな命…。集中治療室で一生懸命、生きています。

2500g未満で生まれる「低出生体重児」…なかでも、1500g未満の赤ちゃんは「リトルベビー」と呼ばれています。「リトルベビー」を生んだ母親たちが抱える大きな不安…。

(リトルベビーの母親)
「歩けるようになるのか、話せるようになるのか、生まれたときから心配で…」

「リトルベビー」を生んだ母親たち、そこには悩みながらも強く生きる姿がありました。

母親の不安に寄り添う“心のサポート”も

浜松市中央区にある「聖隷浜松病院」。新生児集中治療室=NICUには、高度な医療を必要とする赤ちゃんが入院しています。

(新生児集中ケア 認定看護師 寺部宏美さん)
「赤ちゃんがどんな気持ちでいるかを、赤ちゃんの観察をして読み取って、どういうふうにケアしていけばいいかを考えながら看護している」

実は国内で誕生する10人に1人の赤ちゃんが2500g未満で生まれる「低出生体重児」…なかでも、1500g未満で生まれた赤ちゃんは「リトルベビー」と呼ばれています。

NICUの赤ちゃんを診るのは、専門の資格を持つ「新生児集中ケア認定看護師」。看護だけではなく、ママたちの“心のサポート”役も担っています。

(新生児集中ケア 認定看護師 寺部宏美さん)
「自分の子どもがどんな状態で、どう育っていくのかという見えない部分が、一番不安なところだと思うので、お母さんが子どもと関わる中で、子どものことが理解できるように支援している」

小さく生まれた我が子…尽きない不安

焼津市に住む大石和美さんもその一人です。2022年、予定より3か月早い25週で長男の陽翔くんを出産。生まれた時の体重は 546g。「突然の出産に戸惑った」といいます。

(大石和美さん)
「出産準備をする前だったので、本当に気持ちがついていかなかった。何が何だかわからないまま出産になった。もうパニック、何が起きたか分からない感じ」

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