【”痛い”ほどの寒波】週末から強い寒気流れ込み週明け一層冷え込んだ県内…観測地点7か所で「冬日」(静岡)
21日は、一年で最も昼が短く夜が長い「冬至」。静岡・伊東温泉の伊豆シャボテン動物公園では、冬の風物詩「元祖カピバラの露天風呂」が観光客に人気となっていました。
(伊豆シャボテン動物公園 飼育員)
「お湯が暑すぎても入ってきてくれず、緩すぎてもすぐにお湯からでてしまう。お風呂が大好きなあまり、お湯の温度に厳しい子たちとなっています」
40度のお湯につかりながら”ゆず”をかじってご満悦な様子。
(香港からの観光客)
『とってもかわいい。ずっと前から来たくて、車で2時間くらいかけてきた』
この週末、冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が流れ込んだ県内。23日は、さらに県内各地で冷え込みました。
(横山 明浩 記者)
「けさは厳しい寒さとなりましたが、風はなくおだやかで、水面には逆さ富士が映し出されています」
最低気温は、静岡市葵区の「井川」で氷点下4.5度、御殿場市で氷点下3.6度など、7つの観測地点で最低気温が0度を下回る「冬日」となり、県内18の観測地点のうち8つの地点で今シーズン一番の冷え込みを記録しました。
富士宮市、田貫湖のほとりにあるキャンプ場では、寒さに負けずキャンプを楽しむ人の姿が。
(キャンプ中の人)
「きのうの夜から一泊です」「夜中は寒かったです、夜中寒かった、まきストーブをつけていた」
テントの中には、まきストーブ、外にはたき火台を置いて暖を取っていましたが、それでも厳しい寒さだったようで。
(キャンプ中の人)
Q.寒さ対策は?
「厚手の靴下はいたり、温かい下着を着たりしている寝袋を2枚重ねていた」「夜中に寒くて起きてしまう、その都度まきをたきなおした」
そんな寒さの中での至福の一杯だというのが…。
(キャンプ中の人)
「コーヒーです、あったかくておいしい!しあわせです」
一方、静岡市の中心市街地では…。
(杉本 汐音 記者)
「今シーズン最も寒い朝となったけさの静岡市は、時折冷たい風が吹き、足元から冷える寒さとなっています」
平年より2度以上低い最低気温1度を記録。その他、平野部では、浜松市中央区で1.7度、三島市で氷点下2.1度など、ほとんどの観測地点で最低気温が3度以下となりました。
(街の人)
「気温が低いので、手袋なしだと手先が痛いし、耳も痛いので、防寒対策バッチリで来た」
(街の人)
「朝起きて学校行きたくなかった」「きょうの夕飯は、おでんが食べたい」
(街の人)
「いつもより空気が冷たい感じがする。乾燥しているし」「今夜はお鍋にしようかな、と。
体が冷えると食べたくなるのは…やっぱり鍋。
静岡市にある、このスーパーでも、鍋の具材が人気のようで…。
(田子重セナ店 内記 寿治 店長)
「やっぱり、寒くなってくると鍋商材、よく売れます」「白菜ですかね、やっぱり白菜、白ねぎ、えのきたけ、この3品がよく売れております」
白菜は、11月ごろからよく売れはじめているということで、売り上げは、前月比で5%~10%ほどアップ。それに伴い、「鍋のもと」の売り上げも伸びているそうで、寒くなる時期に合わせ、30種類以上、商品を増やして販売しているということです。
そして、店内には…ほっかほかの焼き芋も。1年中、販売されているということですが、冬が本格化してきた今の売り上げは、秋ごろに比べると、10%~15%アップ。しっとり系とほくほく系の2種類から選べるところも魅力のひとつだそうです。
県内は、24日以降、寒さが一旦緩む見込みですが、週末にかけ、再び寒さが戻る予想です。この寒さと年末の忙しさを乗り切るために、あったか料理で食卓を囲んでみてはいかがでしょうか?