【レトロ】清水駅前銀座商店街の白壁のおしゃれな建物…こだわり料理や素敵な雰囲気で人気の喫茶店(静岡市)
清水駅前銀座商店街にある白壁のおしゃれな建物。1階はベーカリーで2階にあるのが、今回、紹介する「パーラーボンヌール」。入り口に置かれた手書きのおすすめニューに期待が膨らみます。こだわりの料理はもちろん、このお店の素敵な雰囲気が人気の理由のようです。
(澤井 志帆 キャスター)
「こんにちは。すごくレトロで、素敵な店内ですね。昭和時代にタイムスリップしたような」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「そのものです」
(澤井 志帆 キャスター)
「何年前からやられているんですか?」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「50年にはなりますね」
(澤井 志帆 キャスター)
「店内ってその当時から変わらずなんですか?」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「変わってないね、ほぼ変わってない」
この変わらないお店の雰囲気を求めて、昔からの常連客はもちろん、レトロを味わいたいと、最近では若いお客さんも多いそうです。もともとは、ここの従業員だったという長谷川さん。その働きぶりから、45年ほど前に当時のオーナーから店を引き継ぎ、今では50年以上続く人気店に成長させました。
(澤井 志帆 キャスター)
「変わらないメニューっていうのもあるんですか?」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「ナポリタンとかスパゲティは変わらないね。昔ながらの定番だよね。喫茶店のなんか定番でありますが」
(澤井 志帆 キャスター)
「きょうのおすすめはあります?」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「クリームパスタかな」
(澤井 志帆 キャスター)
「クリームパスタ?」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「シャケときのこのクリームパスタ。今のこの時季はいいね。温まるしね。ほんとにすすめたいですこれは」
(澤井 志帆 キャスター)
「お願いします」
マスターが“ほんとにすすめたい”と強調するクリームパスタ。気になります。
(マスター 長谷川 勝美さん)
「お待たせしました、どうぞ、クリームパスタね」
(澤井 志帆 キャスター)
「わ、おいしそ~すごい、いろいろ材料もごろごろのっていますね」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「うん、これがね、きのことシャケが一番合いそうなんですよね、クリームにね」
(澤井 志帆 キャスター)
「ん~」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「どうでしょう?」
(澤井 志帆 キャスター)
「おいしい~。クリームパスタのクリーム、さらっとしていて、全然くどくないんですよ。そこにシャケの塩気が、アクセントになって、材料と一緒に食べて完成しますよね」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「やはり、今言ったように、ある程度クリームとのバランスがちょうど合うっていうのかな、我々が塩をやるのと、自然の塩のあれっていうのは全然違うんで」
(澤井 志帆 キャスター)
「また、うれしいのが、野菜がもりもり入っているんですよね」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「今ズッキーニですよね、それと、ブロッコリー、そのときのものを使うときが多いね」
そして、「パーラーボンヌール」には、昔から大人気というスイーツがあります。それは、「プリンアラモード」。
(マスター 長谷川 勝美さん)
「はいどうも、プリンアラモードお待ちどうさまね。はいどうぞ」
(澤井 志帆 キャスター)
「何?すごいボリュームじゃないですか。『フルーツの宝石箱や~』え?私、フルーツの盛り合わせじゃなくてプリンアラモードを頼んだんですけど」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「プリンは隠しているんですよ」
(澤井 志帆 キャスター)
「隠れているんですね」
360度、どこから見ても溢れんばかりのフルーツが。大きくカットしたメロンを筆頭に、バナナやパイナップル、キウイや柿まで8種類以上も 盛られています。
(澤井 志帆 キャスター)
「プリンがまだ見えないので、フルーツから。わっ、大きい、すごい。ん~甘い、最高においしい」
贅沢にカットされボリュームたっぷりのフルーツを食べ進めていくと…。
(マスター 長谷川 勝美さん)
「やっとプリンがのぞいてきましたよ」
(澤井 志帆 キャスター)
「あ、プリンが出てきました」「いただきます。あ、なめらか、濃厚なプリンですね」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「プリンが見えないプリンアラモードって言われている。これも一つの楽しみじゃないかな」
(澤井 志帆 キャスター)
「見ても楽しい、食べても楽しい、そんなプリンアラモードですね。幸せ」
ここで、スタッフの國治さんが伝票を持ってきてくれましたが、実は、この伝票も、ひそかに話題となっているのです。それが、この手描きのイラスト。なんと、スタッフが一枚一枚イラストを書いているそうです。
(アルバイトスタッフ 國治 壮さん)
「多くのお客様から、かわいいね、ありがとうございます、とか、いろんな声やメッセージをいただいて、もう好評いただいているので、やめることなんてできないんじゃないかなって」
ちなみに、國治さんは、ここで働き始めてまだ半年ということですが、この店のレトロな雰囲気とマスターの人柄にすっかりハマっているそうです。
(アルバイトスタッフ 國治 壮さん)
「すごく楽しい環境ですね」
(澤井 志帆 キャスター)
「マスターのお人柄も素敵ですよね」
(アルバイトスタッフ 國治 壮さん)
「もう、かっこいいの一言に尽きますよね。普段はあまり口を開かないんですけど、実際に言葉を交わすと、にこやかにいろいろ返してくれる。お茶目なところも多いんですよ」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「むしろ僕のほうが、この子達に引っ張られていることが多いからね…」
(澤井 志帆 キャスター)
「お店としては、目指せ100年!ですね」
(マスター 長谷川 勝美さん)
「それはちょっとわからないけどね…それくらいの気持ちではいたいね」
料理も、雰囲気も、働く人たちも素敵な「パーラーボンヌール」。一歩足を踏み入れれば、癒しのひとときが楽しめる、そんなお店でした。