静岡県は西伊豆町の特別養護老人ホームで腸管出血性大腸菌「O157」による集団食中毒が発生したと発表しました。33人が症状を訴え、このうち2人が死亡しています。

「O157」による集団食中毒が発生したのは西伊豆町宇久須の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」です。県によりますと11月3日の昼の給食を食べた入所者と職員 計33人が、6日以降、下痢や腹痛、血便などの症状を訴えました。このうち入所者の76歳の女性と81歳の男性が死亡、8人が入院中です。

（ヒューマンヴィラ伊豆　佐藤 友康 施設長）
「この事態については非常に重く受け止めている。厨房業者を含め誠心誠意対応をしたい」

県は、施設の調理部門を当分の間、営業禁止としました。施設の食堂を委託されている名古屋市の「日本ゼネラルフード」は、取材に対し「このような事態になってしまったことは大変申し訳ない、衛生管理の向上に努めていく」とコメントしています。