昨年比1000円値上げ 新米「ゆめぴりか」店頭に並ぶも…客は渋い顔「手が出ない」 北海道
札幌市内のスーパーでは、2024年に収穫された道産の「ゆめぴりか」が入荷して店頭に並びました。
コメ不足解消へ期待が高まる一方で、販売価格は値上がりしていて、消費者は頭を悩ませています。
(阿部記者)「これまで品薄が続いていたコメですが、きょうようやくことしの新米が入荷しました」
札幌市内のスーパーに並べられていたのは、収穫されたばかりの道産「ゆめぴりか」の新米です。
ホクレンでは12日から道内2つのパールライス工場で精米が始まり、道内各地に出荷されています。
2024年の道産米は出来がよく、先月発表された作況も「やや良」と収量も期待できるということです。
久しぶりの大量入荷に、店頭では新米を待ちに待ったお客さんの姿が見られました。
(購入客)「これは久しぶりですね。(この量のコメは)久しぶりに見ました。(新米が入荷すると)楽にはなりますよね、気持ちは」
その一方で、売り場を見てすぐ離れる人や購入を考えているような人の姿もー
今回入荷された「ゆめぴりか」の価格は5キロで3866円。
2023年の新米に比べておよそ1000円も値上がりしていました。
(買い物客)「(新米が入荷して)安心は安心なんだけど、ちょっと値段が高すぎて手が出ないかな。値上がりした分ちゃんと手厚くね、農家さんにいってほしい。だったらこの金額でも納得」
(コープさっぽろ二十四軒店 宮本翔馬さん)「コメ騒動の中、我々としては1袋でも多くのお客さんに購入していただきたいので、なるべくお安い値段で購入していただけるように努めていきます」
「コメ不足」に続く新米の高騰。
令和のコメ騒動はいましばらく続きそうです。