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「ライラックスクエア」工事現場に金澤記者潜入 MICE検討も再始動 札幌中島公園周辺再開発

2024年5月14日 18:38
「ライラックスクエア」工事現場に金澤記者潜入 MICE検討も再始動 札幌中島公園周辺再開発

札幌の中島公園周辺に、オフィスや高級ホテルなどが入る新たな複合ビルが2025年に完成予定です。

工事中のビルにカメラが初潜入。

さらに周辺で開発が進む背景を取材しました。

(金澤記者)「札幌市民の憩いの場・中島公園のすぐそばに最先端のオフィスビルの建設が進んでいます」

地下鉄の中島公園駅から徒歩3分。

札幌市中央区南10条西1丁目に建設が進められているのは、「アクサ生命保険」が手掛ける14階建ての複合ビル「ライラックスクエア」です。

1階には待ち合わせなどができる広場、2階にはフードコートがつくられ、一般市民の利用も可能。

オフィスフロアは開放感のある吹き抜けでつながり、大きな会議室もつくられます。

さらに、9階から14階には外資系の高級ホテルが入ります。

(作業員)「頭を気を付けてください、8階まで上がります」

14日に特別に見せてもらったのは、工事真っ只中のビルの内部。

エレベーターで到着したのは、眺望が自慢のオフィスフロアです。

(金澤記者)「建設中のオフィスビル8階からは豊平川の河川敷が一望できます。美しい緑に包まれています」

現在、工事は4割まで進んでいて、開業に向けてスタートアップ企業の誘致も積極的に進めるということです。

(アクサREIM 早藤嘉彦社長)「中島公園エリアは、札幌市がMICE施設の誘致も検討していて、中島公園エリアが国際的な経済・文化交流の新しい拠点として、にぎわいのあるマチになるように、企業誘致に努めてまいりたい」

繁華街からも近い中島公園周辺。

札幌市が整備を見据えるのが、大規模国際会議などを開催する「MICE施設」です。

市はコロナ禍で計画を中断していましたが、2024年3月に検討を再開。

札幌を訪れる人に、緑を通してマチの魅力を発信する狙いがあります。

(札幌市建設局 荻田葉一局長)「札幌の都市の魅力を発信するうえで、その都市の顔である都心の緑が貴重なものだと考えております」

札幌の「MICE施設」は、札幌パークホテルの建て替えに合わせて整備が検討されています。

市は2024年度中に規模を精査し、建設の可否を判断する方針です。

中島公園周辺の再開発について、マチの人はー

(札幌市民)「中島公園はあまり大きいデパートなどがないから、子持ちからしたら公園だけになっちゃうからなって。広いからいろんなものを建てた方がいいんじゃないかな」

(札幌市民)「こういうところを歩いて、自然を見て、札幌の中の。気持ちのリラックスにもなるし、来られる方たちもこういうところを見ると違うと思う」

新たなにぎわいの拠点として期待される中島公園周辺。

複合ビル「ライラックスクエア」は2025年6月に完成予定です。

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