札幌・定山渓温泉街が変わる!長く滞在してもらえるマチづくり目指す キーワードは…「川」⁉
札幌の奥座敷・定山渓で、川の魅力を生かしたマチづくりが始まります。
観光協会は自然を楽しめる場所を増やし、長く滞在してもらえる温泉地を目指しています。
札幌市南区・定山渓の中心を流れる豊平川。
清流のせせらぎを聞きながら温泉につかると身も心も癒されます。
(阿部記者)「札幌の奥座敷・定山渓、この場所でいま、川を中心としたマチづくりが行われようとしています」
定山渓は2024年8月、国が進める「かわまちづくり計画」の対象地域に選ばれました。
川を生かした観光振興などを支援する制度です。
定山渓で再整備されるのは、イルミネーションなどで有名な観光スポットの「二見公園」エリアです。
ボードに立ってパドルをこぐ「SUP」が楽しめる水遊び場や、無料の足湯などが新たに設置され、さらなる賑わい創出を狙います。
観光協会は定山渓の豊かな自然を生かし“長く滞在してもらえる”温泉街を目指しています。
(定山渓観光協会 古川雅朗会長)「海外のお客さまですと2泊と連泊という部分も少しずつ増えていますので、いろいろなことを体験できる施設とかアクティビティも含めて開発していく」
川を中心にしたマチづくりがすでに進んでいる自治体もー
(阿部記者)「恵庭市の道の駅にやってきました。裏側にある大きな公園は、かわまちづくりの一環としてつくられた場所です」
恵庭市では2018年から「かわまちづくり計画」がスタート。
サケが遡上する「漁川」に稚魚を放流するイベントなど、川を生かした観光振興を進めています。
(恵庭市 花と緑・観光課 広瀬新課長)「多くのイベントが開催され、多くの来場者に来ていただいている。もっと市内を周遊してもらえるような観光の拠点にしたい」
道内各地で進む川を生かしたマチづくり。
地域の魅力を高める起爆剤となりそうです。