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防げ水難…キーワードは“離岸流”と“服” 根本翔記者が体当たりレポ…服着たまま溺れたら…?

2024年7月8日 18:35
防げ水難…キーワードは“離岸流”と“服” 根本翔記者が体当たりレポ…服着たまま溺れたら…?

いよいよ夏到来です。

石狩の海水浴場で海開きもありましたが、水辺のレジャーを楽しむうえで忘れてはならないのが、安全を守ることです。

水難事故を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。

2024年7月6日に石狩市の海水浴場「あそびーち石狩」は海開きをむかえ、安全祈願祭が行われました。

あいにくの曇り空でしたが、待ちわびた人たちがさっそく水遊びを楽しんでいました。

(訪れた人)「ちょっとまだ冷たいけれど楽しい。(子どもを)連れてきて本当によかったです、大喜びで」

本格的な海水浴シーズンを前に、海上保安庁などは7日、人が海で溺れているという想定の救助訓練を実施。

民間のライフセーバーとの連携を確認していました。

海水浴で特に注意してほしいのが“離岸流”だといいます。

これは離岸流の流れを検証した映像です。

砂浜から緑色の染料を流すと、どんどん沖へと流れていくことがわかります。

(小樽海上保安部警備救難課 山岸昌生課長)「道内の遊泳中の事故の9割が海水浴場以外の場所で発生している。離岸流にはまると岸に戻ることはほぼ不可能な状況になるので、もしはまったら岸と平行に泳ぐようにする」

水辺に潜むリスクはほかにも。

札幌市内のプールには、水着ではなく私服姿の子どもたちがー

万が一服を着た状態で海や川に転落したときの対応方法について、子どもと保護者を対象にコーチが指導しました。

(参加した子ども)「服が重かった」

(参加した子ども)「泳ぎにくかった」

一体どれだけ動きにくいのか、記者も体験してみました。

まずはこの状態で浮いてみようとしますが…

(根本記者)「常に立ち泳ぎしないと沈んでしまう」

水を吸った服が重く、脚から沈んでしまうのです。

そこで役立つのが、レジャーでよく持っていくペットボトルです。

首元で抱えるとー

(根本記者)「私は泳ぐのが苦手だが、これなら浮いて呼吸しながら待つことができそう」

ペットボトルが2本あればさらに安定するほか、空気の入ったビニール袋・クーラーボックスも有効で、服を着た状態でも十分水に浮くことができます。

(北海道スポーツ専門学校 今井由美子さん)「子どもたちだけで水場に近づかない。落ち着いて浮くことを心がけてほしい。(子どもが溺れた場合)我が子なので行きたい気持ちもわかるが、119番に連絡するのが先決」

これから夏のレジャーシーズンが本格化するなか、安全管理をしっかりすることが楽しく過ごすポイントです。