北海道の小学校も「エアコン」必須時代に…小学生「勉強に集中できる」今日も22地点で真夏日
2024年7月4日の北海道内は、道東の内陸を中心に真夏日を記録する暑さとなっています。
札幌市内の小学校では教室に移動式エアコンが設置されるなど、熱中症対策が進んでいます。
午後3時までに22地点で真夏日となった道内。
北見市でも気温は30.9度を観測しました。
道内では南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で気温が上昇しています。
(北見市民)「外に出たら暑いね。日陰を歩いてきた」
(北見市民)「凍らせた飲み物をコンビニで買ってきた。暑いから」
28.9度となった札幌でもー
(札幌市民)「ビールを飲んでいます。まだ暑くなりますからね」
(札幌市民)「エアコンとかをつけて涼しくしないと無理ですね。身体がもたなくなっちゃいますね」
札幌市内の小学校です。
きょうの授業をのぞいてみると…
教室の後ろに設置されていたのは、移動式エアコンです。
札幌市内の小・中・高校などでは、2027年度までにすべての普通教室に常設のエアコンを設置します。
それまでのつなぎが移動式エアコンです。
(小学生)「涼しいので、暑さに邪魔されなくて集中できるのでいいと思います」
(小学生)「去年は扇風機だけだったので、風が届くところと届かないところがあったけど、エアコンがあっていいと思いました」
学校では水筒での水分補給など、これまでの熱中症対策も継続しています。
(札幌市立幌南小学校 大宮健一校長)「熱中症のリスクは下がるので、そういう面でも(移動式エアコンを)つけていただいていることが子どもの学びの保証になるかなと思います」
これから家庭でも欠かせない扇風機やエアコン。
しかし、古い製品には注意が必要だといいます。
過去5年間に発生した事故403件のうち、半数以上が製造から10年以上経っている古い製品です。
電気部品の劣化や断線による火災が確認されていて、久しぶりに使用するときには入念な点検が重要です。
(NITE 岡田大樹さん)「お持ちの製品が設計上の標準使用期間を超えていないか確認して、異常がないか確認していただければと思います」
熱中症対策をしっかり備えて暑さを乗り切りましょう。