物価高に中国禁輸 道民の暮らしに影響 ラピダスに大きな可能性 鈴木北海道知事が1年振り返る
鈴木知事がSTVの年末インタビューに答えました。
オリンピック・パラリンピックの招致活動停止やラピダスの進出など、大きな動きのあったことし1年を振り返りました。
(宮永キャスター)「改めて振り返ってこの1年いかがでしたか?」
(鈴木知事)「やはり長引く物価高が暮らしに影響を大きく与えましたし、また中国による国内の水産物の輸入停止措置をうけて、本道が誇る安心安全おいしいホタテをはじめとする水産物への影響は現在も続いています。そういった意味では、道民の暮らしに影響が及ぶという厳しい側面がことしはあったなと思っています」
(宮永キャスター)「世界に北海道をアピールする場としてオリンピックが期待されていましたが、(市民の)理解が得られなかったのはどこに要因があったと思いますか?」
(鈴木知事)「運営にあたって(東京大会の)さまざまな問題が報じられる中で、なかなか機運というのが高まらなかった側面はあると思っています」
(鈴木知事)「国際的大会で北海道出身の選手が大活躍する姿というのは本当に多くの方に勇気と感動を与えてくれると思うので、アスリートの育成や障害のある人ない人、お子さんから高齢者までスポーツに親しんでいく環境づくりを、今回オリパラ招致が停止ということになったが、ここはしっかり進めていきたい」
(宮永キャスター)「そしてラピダスですけれども、どのように北海道に経済効果を生むのか、知事としてどういう絵を描いていますか?」
(鈴木知事)「(北海道は)ものづくり産業がやっぱり弱いと言われ続けてきました。いまラピダスだけで1兆円規模の半導体製造の目標を掲げていますので、ものづくり産業にしめるウエイトとそれに伴う立地地域の税収などいろいろな効果が生まれるので、北海道にとって非常に大きな可能性を秘めたプロジェクトになっています。そこはわれわれもスピード感を持って取り組んでいかなきゃいけないと思っています」