ホッキョクグマ「ゆめ」12月に神戸・王子動物園へ 母のピリカは次の繁殖目指す 旭山動物園
北海道旭川市の旭山動物園は、ホッキョクグマの「ゆめ」を12月1日に神戸市の王子動物園に移動させることを明らかにしました。
「ゆめ」は2021年12月に旭山動物園で誕生した1歳11か月のメスです。
旭山動物園で飼育されている母のピリカと去年11月に札幌市の円山動物園に移動した父のホクトの間に生まれ、旭山動物園では40年ぶりのホッキョクグマの繁殖でした。
旭山動物園によりますと、ホッキョクグマの子育て期間とされているおよそ2年が経過し、ピリカが次の繁殖を目指すため、「ゆめ」の移動が決まったということです。
移動先については、日本動物園水族館協会の管理計画に基づき、飼育スペースの広さなどを考慮して王子動物園に決まりました。
今回の移動で、旭山動物園のホッキョクグマはピリカとルルのメス2頭となりますが、今後は他の動物園からオスのホッキョクグマを受け入れて、ピリカの繁殖を目指すということです。
旭山動物園での「ゆめ」の一般公開は11月30日までの予定です。