生でも食べられる「さしみ鮭」 ラーメンの専門店も登場 北海道の味覚「秋サケ」の魅力
11日は、北海道の秋を代表する味覚「サケ」の日です。
食材で北海道の魅力をPRしたいー
そんな思いから徹底的に「サケ」にこだわった店を取材しました。
北海道の秋の味覚サケのシーズン真っ最中ですが、そんなサケの味わいを十分に引き出した商品がこちら。
麺にサケフレークがのったラーメンです。
サケをトッピングとして使っているだけではありません。
札幌市の「札幌鮭ラーメン麺匠 赤松」代表の赤松俊宏さんです。
(札幌鮭ラーメン 麺匠 赤松 赤松俊宏さん)「はい、これがサケ節です。当店のスープ、タレにこれを使った鮭出汁が入っております」
サケの削り節などからスープをとり、サケ節の粉末をラードで炒めて香りづけ。
さらにタレにもサケのエキスが入り一層コクが増します。
サケにとことんこだわった一杯「鮭だし醤油ラーメン」の完成です。
(青柳記者)「いただきます。スープがとても甘くて甘みの中にサケの風味が感じられる味になっています。おいしいです」
実は明日11日は「サケ」の日なんです。
その由来は「鮭」の漢字の右側を分解すると・・・
十一、十一となるからだとか。
サラリーマンだった赤松さんがサケラーメン専門店を開いたのはあるきっかけがあったからです。
(札幌鮭ラーメン 麺匠 赤松 赤松俊宏さん)「たまたま某鮭の専門店がありまして、そこに行ったら鮭の魚醤だとか鮭のインスタントラーメンが売っていて、なぜ北海道の魚を使ったラーメンはないのかなという疑問からスタートしました」
一念発起して開店してから鮭一筋で歩んだ13年、胸に秘める思いはただ一つ。
(札幌鮭ラーメン 麺匠 赤松 赤松俊宏さん)「13年たっても、専門店としてはオンリーワン。店のキャッチコピーじゃないですけど、サケと終わりなき旅という言葉があるんですけどね、それを貫き通すだけですね」
こちらにもまだまだサケにこだわった店がありました。
(青柳記者)「鮭の専門店にお邪魔しています。ご覧のように切り身やイクラなどずらりと並んでいます」
天然サケを販売する札幌市の「鮭の丸亀」です。
店内で塩をすり込んだ加工品など50種類以上を取り扱っています。
(女性客)「やっぱり私は(サケが)食べやすいですね。ほかの魚に比べたら一番食べやすいです。」
(女性客)「鮭は食べます。そうですね、もう子供のときか
ら食べてるから、慣れてますからね。やっぱりブリよりもなじみがあります。」
そんなサケ好きのお客さんから特に支持されている商品がこちら。
生でも食べられる極薄の塩ザケ「さしみ鮭」
全国にファンがいるといいます。
秋サケをまぶしたご飯でにぎった「秋さけおむすび」も。
中に入っているのはたっぷりの秋サケ。
ほどよい塩加減がいっそう食欲をそそります。
(丸亀 若月裕之社長)「秋サケはほかのサケと比べて脂質が高いわけでもないですし、身が柔らかいわけでもないですが、北海道で古くから食べられてきた郷土の味だと思ってまして、北海道というブランドに私たちは生かされてきて商いをさせていただいてますけども、北海道ブランドに恩返しするようなモノづくりをしていきたい」
あすはサケの日。
こだわり抜いたそれぞれの商品には地元北海道への愛と誇りが詰まっていました。