行列できるソウルフード 老舗ホテルの元総料理長がキッチンカーで全道へ“第二の挑戦” 北見市
ホテルの総料理長だったシェフが定年を機にキッチンカーをはじめました。
北海道北見のご当地グルメを広めようと「第二の挑戦」をはじめた、大ベテランのフライパンさばきと、熱い思いに迫りました。
華麗なフライパンさばき!
北見のソウルフード「塩焼きそば」の出来上がり!
北見市の道の駅で開催されたキッチンカーが集まったイベントでも…
「北見・塩焼きそば」の店の前には行列が。
3日間で300食が完売し、大盛況でした。
(客)「魚介の出汁が聞いていて麺ももちもちしていて玉ねぎもあまくて美しかったです」
(ねねのキッチン 天池三郎さん)「いらっしゃいませー」
このキッチンカーで腕をふるっているのは、天池三郎さんです。
(ねねのキッチン 天池三郎さん)「ホテル黒部の味をベースにアレンジして出している」
天池さん、実は北見市内で創業121年になる「ホテル黒部」のシェフを37年。
最後は総料理長まで勤めた大ベテランで、2007年には北見のご当地グルメとして
塩焼きそばを生み出したメンバーの一人です。
ホテルを定年退職しことし8月に一念発起してキッチンカーの営業を始めました。
ベテラン料理人がキッチンカーに参入するのは珍しいといいますが…
“総料理長”をいざなったのは娘の美穂さんでした。
(天地さんの娘 鈴木美穂さん)「(ホテル時代は)ほぼ家にいなかったから
こうやって一緒にいろんなところに行けるのが楽しい」
(ねねのキッチン 天池三郎さん)「ダイレクトにお客さんの話は伝わってくるので、どうやってうまくお客さんとコミュニケーションをとりながら提供していくか、というのがすごい勉強になる」
“オホーツク北見塩焼きそば”はオホーツクのホタテや北見産のたまねぎを使った、地元の美味しさがつまった一品。
天池さんも思い入れたっぷりのソウルフードです。
(ねねのキッチン 天池三郎さん)「オホーツクは良い所食材がたくさんあるので、それを全道に運んでいきたい」
自らの足を使ってオホーツクの食を広める宣伝隊長にー
天池さんの「第二の挑戦」は、はじまったばかりです。