容疑者6人と被害者の男子大学生 見えてきた人物像と関係性 江別市傷害致死事件
これまでに交際相手を含む6人が逮捕された衝撃的な事件はなぜ起きたのか。
取材を進めると、容疑者の女2人の人物像と死亡した男性との関係がみえてきました。
音楽にあわせて踊る2人の女。
傷害致死の疑いで送検された江別市の大学生・八木原亜麻容疑者20歳と川村葉音容疑者20歳です。
このほか16歳から18歳の少年4人を合わせて、友人関係の6人が逮捕された今回の事件。
八木原容疑者と川村容疑者、死亡した長谷さんの3人は地元が同じで、これまでに交流があったということです。
長谷さんは地元の高校を卒業後、千歳市の大学に通っていました。
まじめな優しい性格で友達が多かったといいます。
(長谷さんの友人)「一緒にいろいろな授業を頑張って受けてきて、課題とか頑張ってきたことが思い出」
(長谷さんの友人)「全然人とトラブルになるような感じはないです。最近、新しく彼女ができてと結構うれしそうに話していたんですけど…8月とかって言っていましたね」
その“彼女”が八木原容疑者でした。
2人は地元の同じ中学校の出身。
ともに所属していた合唱部では、長谷さんが1学年上の先輩と後輩の関係だったということです。
一方、江別市内の別々の大学に通っていた八木原容疑者と川村容疑者。
2人の関係について友人はこう語ります。
(2人の友人)「(2人は)大学に入ってから家がお互いに近かったこともあってつるむ回数が多くなって。(2人の)バイト先が同じになってからは遊ぶ回数も増えたかなって感じ。川村さんはすぐ物に当たったり、イラついたら暴力的に言っちゃったりとかはあって、すぐ手が出ちゃうのかなと思います。八木原さんは元彼の人と金銭トラブルがあったりして、恋愛でもめることとか友達どうしでいろいろもめることがあって。普段からいろいろありそうだなって思っていた」
さらに、八木原容疑者とトラブルになったことがあるという知人は…
(八木原容疑者の知人)「仲良くなると友達関係でも執着心がすごかったし、その人を気に入ったら自分のものにしたいという性格だった。会ったあとに帰ってほしくないってなったときに、腕をガってつかまれて、まだ帰らないでお願いって…それもすごい強いんですよ、腕をつかむ勢いが。既読も返信もしていないのに毎日のようにLINE送ってくる感じだった」
被害にあった長谷さんは、八木原容疑者との関係について友人にこう話していたといいます。
「彼女と付き合うのは就職するまでの間しか考えていない」
交際関係のもつれからエスカレートしたとみられる今回の事件。
6人はなぜ凄惨な犯行に及んだのか。
事件の真相解明が急がれます。
改めて今回の事件、被害者あった長谷さんは八木原容疑者と交際関係にありました。
2人は地元・釧路の同じ中学校の出身で、ともに所属していた合唱部では長谷さんが1学年上の先輩と後輩の関係だったということです。
川村容疑者とも以前に交流があり、この3人は地元が同じです。
事件に関与していた少年4人は、八木原容疑者と川村容疑者と友人関係であり、この内1人は川村容疑者と交際関係にあったということです。
少年を含む6人が逮捕された今回の事件。
なぜ起きてしまったのか、警察は引き続きいきさつを調べています。