特定少年を裁く難しさ 裁判員が会見…どう考えた? 「若いことは考えなかった」 旭川殺人
今回は裁判員裁判でしたが、判決のあと裁判員による会見が開かれ、事件の重大さや犯行当時被告人が特定少年だった裁判員裁判について語りました。
(裁判員)「現場の状況がよくわかるような画像が今回残っていましたので、僕としても内容としてはかなりショッキングな内容だったと思います」
【裁判を通して感じたことは】
(裁判員)「実際に法廷に出て証言などがあって、これは非常に残酷な目にあって被害者が亡くなっていますし、大変な事件だなというふうに感じました。裁判が終わって判決までいきましたが、いまでも心の中に重くのしかかっている、そんな状態で感じていました」
【被告人が犯行当時特定少年だったことについて】
(裁判員)「今回の犯罪の重大さに関していえば、年齢が若いということは考えませんでした。事件の内容の結果の重大さ、悲惨さ、残酷さというようなところ、内容のところが1つと、それに関して今回、裁判員として量刑を決めることになりましたが、被害者の立場、被告の立場、いま世間の感情というのもあるので、その中で決めていくのが非常に重かったと感じています」
このほかの裁判員も取材に応じ、「ひと言で言うとつらかった」「とても現実社会で起きていたとは思えなかった」「心の折り合いをつけるのが難しかった」と話しました。
また、被告人が犯行当時特定少年だったことについては、「犯罪を考えると成人と同じように罪について評価するのは大事だが、自分が19歳だったころを考えると未熟だったという思いがあり、とても難しいものだった」とコメントしています。