何度も涙を拭う…小西優花被告に懲役23年の判決 一部犯行は内田被告の指示も「主体的に関与」旭川高校生殺人
小西優花被告の裁判員裁判が開かれていた旭川地裁前から中継です。
小西被告の裁判は旭川地裁の3階の法廷で午後3時から始まり、裁判長は懲役25年の求刑に対し、懲役23年の判決を言い渡しました。
小西被告は一礼をして静かに入廷し、少し俯いた様子で一点を見つめながら、不安げな表情で法廷に姿を現しました。
まもなく小西被告は証言台の前に背筋を伸ばして立ち、裁判長から判決が言い渡されたときには表情を変えなかったものの、その後、判決の理由などが読み上げられている際には何度も涙を拭う様子が見られました。
量刑を判断する上で争点の一つとなっていたのが、犯行における小西被告の役割ですが、旭川地裁は判決で、一部の犯行については内田被告からの指示だったと認めたものの、「主体的に関与したのは明らか」と結論づけました。
今回の裁判は、残忍な犯行に及んだ当時19歳の特定少年の被告に対し、裁判員がどのような判断を下すのか注目されていました。
判決では終始厳しい表情で被告を見つめる裁判員もみられた一方、時折目を瞑り、俯いた様子の裁判員もみられ、難しい判断を迫られたのだろうと感じました。