高いぞ葉物野菜キャベツや白菜に手が出ず…2月温暖3月低温でいま端境期 ピーマンでしのぐ店も
スーパーで「高いなぁ」とため息をついていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
キャベツや白菜など葉物野菜の価格がいま高騰しています。
一体なぜなのでしょうか。
(岡本記者)「こちらのスーパーではキャベツ1玉税抜き価格200円を超える金額がついていまして、白菜を見ますと1玉税抜き価格で500円近い値段がついています」
札幌市手稲区のスーパーです。
例年300円ほどで販売している白菜は1玉538円。
キャベツも例年なら200円を下回ることが多いですが、1玉270円で販売されています。
客も少しでも安い野菜をと吟味しながら買い物をしていました。
(客)「高い高い、キャベツより白菜が高くてびっくりね~」
(客)「高いなって。色んな野菜とあわせてちょっとずつ使っています」
キャベツや白菜が高騰しているのは、全国的な気温が影響していました。
(卸売スーパー 津司達也社長)「関東方面が2月比較的暖かくて先に出てしまって3月になると急に、北海道もそうですけれど寒くなってしまって今度遅れる。ちょうど(出荷時期の)隙間があいた状態です」
全国的に2月は暖かかったため、野菜が育つのが早く出荷が進み、一方で3月は寒かった影響で野菜が育たず、今がちょうど端境期で品薄になっているということです。
こうした中、スーパーでは価格が平年並みというレタスやピーマンをセールの目玉にして客を呼び込んでいます。
(卸売スーパー 津司達也社長)「先月くらいから物がなくて物を集めるのに四苦八苦するような状態が続いています。今週から来週にかけてちょっとずつ下がってくるんじゃないかと思うんですけれど」
中央卸売市場によりますと、野菜の高値は4月いっぱい続き、5月には平年並みに安定する見通しです。