気をつけていたけれど…新1年生登校途中に交通事故 小学校目の前で 親も専門家も注意呼びかけ
2024年4月19日あさ、札幌市中央区の交差点で小学1年生の男の子が乗用車にはねられけがをする事故がありました。
専門家は特にこの時期、小学1年生が事故にあうケースが多いと指摘しています。
(長岡記者)「こちらが事故現場です。小学1年生の男の子は登校のため横断歩道を渡っていたところ、左から来た車にはねられたということです」
学校にも慣れてきたタイミングだったのでしょうかー
小学1年生の男の子は学校に行く途中でした。
19日午前8時半ごろ、札幌市中央区南14条西10丁目の信号機のある交差点で、横断歩道を渡っていた小学1年生の男の子が左から来た乗用車にはねられました。
警察によりますと、男の子は左足骨折の疑いで病院に搬送されました。
命に別条はありません。
警察は信号機の状況など事故の経緯を詳しく調べています。
現場は小学校の目の前。
日ごろから交通量も多く、近くに住む人も危険を感じていました。
(近くに住む人)「信号を渡っていて、右折してきた車が危ないなと思ったことはある。(交通量が)多い方かなと思います」
(近くに住む人)「春だからか(速度)飛ばしていますね。危険な場合もあります」
これはドライブレコーダーがとらえた危険な瞬間の映像です。
小学校低学年とみられる子どもが突然飛び出してきます。
さらにこの映像もー
春先は小学生の事故が多く、特に1年生の事故が多いと専門家は指摘します。
(交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん)「幼稚園・保育園はバスで迎えに来てもらっていただとか、親の運転する車で迎えに来てもらっていた子どもたちが、小学校に行くということで、自分の足で通学するようになります。親や学校から横断歩道は手をあげて左右を確認して渡りましょうと言われていても、車を発見できないまま、車も子どもに対応できずに衝突してしまうことがある」
では、運転手はどういったところに注意して運転するべきなのでしょうかー
(交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん)「横断歩道の近くの歩道上も確認する必要がある。この子、横断歩道を渡りそうだなと思ったら、その時点で減速をして横断歩道を停止できる速度でいかなければならない」
一歩間違えれば命を落としかねない車と小学生の事故。
登下校中の時間帯は改めて注意が必要です。