羊もぐったり 台風接近…北海道で猛暑日 熱中症疑いで17人搬送 かき氷には行列も 北海道
台風接近の影響で厳しい暑さとなった北海道では連休の賑わいをみせていますが、全国で相次ぐ地震から防災への意識も高まっているようです。
ヒツジも思わずぐったりとなるこの暑さ!
空知の長沼町では12日に観測史上最高となる36.3度の猛暑日を記録しました。
(千歳から来た人)「すごい暑いです」
(札幌から来た人)「毎年暑く感じますね。どんどん暑くなっているような気がします」
台風接近の影響で気温が上昇した道内。
長沼を含む3地点で猛暑日となりました。
この暑さで道内では12日、少なくとも17人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。
3連休最終日、涼を求める人たちが集まったのはー
(子ども)「プール最高!」
札幌市のていねプールは2024年1番の賑わいとなりました。
キッチンカーには長蛇の列が。
泳いだ後は冷たいかき氷で火照った体を冷やします。
(子ども)「おいしい!」
熱中症対策も欠かせません。
(父親)「クーラーを家から持ってきました」
これはバッテリーで動かす卓上クーラーです。
涼しい風にあたりながら水分補給にも余念がありません。
(子ども)「暑いと水分を飲みたくなるので大事だと思います」
北海道の空の玄関・新千歳空港は帰省する人や観光客で混雑しました。
2024年のお盆休みは最長で9連休です。
(東京から帰省した人)「おじいちゃんおばあちゃんとゆっくり過ごすのが楽しみです」
親戚一同で北海道にやってきた、東京の安座間さん一家です。
(子ども)「ニセコに行くの。あした気球に乗るんだ」
朝もやが立ち込める中、気球に乗ったり。
雄大な景色を望むテラスでジェラートを食べたり。
北海道を満喫しているようです。
一方で「心配なことがある」という帰省客もー
(京都から帰省した人)「南海トラフもあるし、台風もきているので備えています。避難先を調べておくとか、充電器を持っておくとか、お茶とかお菓子を多めに持ったりします」
お盆休みの直前の今月8日、宮崎県で最大震度6弱を観測する地震が発生し、気象庁は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しています。
防災意識が高まる中、札幌市白石区の「市民防災センター」ではー
震度7までの地震を体験できるコーナーです。
この3連休を活用して安全確保の仕方を学ぼうという親子で賑わいました。
(来場者)「大きな地震も最近あったので、子どもたちにもどんなものか見せてあげたいなと思って来ました」
(市民防災センター 佐々木雅浩主任)「大きな地震が起きて、自分自身で何かを身に着けたいというお客さまがいるので。ひとつでもなにか勉強していただければと思っています」
13日から本格的にスタートするお盆休み。
家族や友人たちと暑さや災害への備えを確認する機会にもなりそうです。