中断の北海道新幹線トンネル工事 岩塊の撤去始まる 羊蹄トンネルでは掘削中断相次ぐ
北海道新幹線の札幌延伸工事で、岩塊が見つかったため掘削が停止していた「羊蹄トンネル」での工事で、25日から岩塊の撤去作業が開始されました。
ニセコ町から倶知安町に至る「羊蹄トンネル」の有島工区では今月19日、トンネル内で岩塊が見つかり、掘削を中断していました。
鉄道・運輸機構によると、地上から岩塊を撤去する作業を25日から開始し、掘削工事の早期再開を目指すということです。
「羊蹄トンネル」での掘削工事では2024年4月、およそ2メートルの大きな岩が見つかったため岩の撤去を行っていて、今月18日に掘削工事を再開したばかりでした。
北海道新幹線の札幌延伸は2030年度の開業を目指していましたが、2024年に入り数年単位で開業が遅れる見通しが示されています。