「夜景で乾杯」北海道産のスパークリングワインと楽しむ夜の札幌 新たな観光を発掘
札幌の夜景と共に北海道産のスパークリングワインを楽しめるイベントが6日から始まります。
北海道のブドウはスパークリングワインづくりに適していて、夜景とスパークリングワインを組み合わせて新たな観光資源としていく取り組みです。
きれいに透き通った道産スパークリングワインが札幌の夜景と共にきらきらと輝きます。
(青柳記者)「道産のスパークリングワインときらびやかな夜景、この二つをセットで楽しめるイベントが開かれます。阿部さん、きれいですね」
(インターリンクジャパン 阿部さおりさん)「美しいですね~」
阿部さんは札幌市内のホテルなどで夜景を楽しみながら道産のスパークリングワインを楽しむイベントを企画しました。
スパークリングワインと夜景を組み合わせて新たな観光資源として開発するのが狙いです。
(インターリンクジャパン 阿部さおりさん)「スパークリングワインの気泡を星に見立てて、その気泡をいろんな箇所で楽しみながらグラスの星を旅するという、そういったストーリーを札幌ならではのコンテンツとしてもてなしていきたい」
5日に開かれたのは、6日から始まるイベントの説明会です。
札幌市内のスパークリングワインを中心におよそ20種類が楽しめます。
(恩田記者)「とても酸味を感じます。炭酸とも合っていてすごく飲みやすいです」
スパークリングワインの市場は、この20年で4倍近く増加していて、さらに道産のスパークリングワインも増えています。
(北海道ワインアカデミー 田辺由美名誉会長)「北海道の気候の特徴として、昼間は暑く朝夕は冷える。北海道の自然がスパークリングワインを作る条件にぴったり合う」
スパークリングワインの中でも有名な「シャンパン」に使われるブドウの産地・シャンパーニュ地方と気温の寒暖差が似ているという北海道。
かつては酸っぱいワインしかできないと言われていましたが、酸味はスパークリングワインを作るのに適しているといいます。
スパークリングワインの生産者も、今後は北海道のブドウの特徴を活かしたものが増えていくと話します。
(富良野市ぶどう果樹研究所 高橋克幸さん)「北海道のブドウは酸味もしっかりしているのが一つの特徴になるのですが、スパークリングを作るうえで非常に大事なポイントになる」
北海道の食材にも合うという道産スパークリングワイン。
今月20日には市内の4施設で1日限定のスパークリングワインも提供されます。
(インターリンクジャパン 阿部さおりさん)「札幌に来たらまずは北海道のスパークリングワインと夜景で乾杯というようなムーブメントを巻き起こして、より多くのお客さまに足を運んでいただければと思っています」
北海道の気候が活かされるスパークリングワインが、日本屈指の札幌の夜景と共に新たな観光資源として広がりそうです。