大人のための自習室「勉強カフェ」密着 入試に資格、英語に法律、薬膳も⁉夢を追い学び直す日々
更年期障害に苦しんでいた頃、薬膳で体調を改善させたといいます。
(太田さん)「元々は自分が管理栄養士をしていたことがあって、同じように体調を崩しやすい年代の人向けに、栄養士的な側面からお伝えできるようになれたらいいなと思って勉強しています」
そんな、太田さんの息抜きがー
(太田さん)「これ私です」
(藤得記者)「ずいぶん印象が違いますね」
(太田さん)「よく言われます」
40代を前にして始めた日本舞踊です。
10年近く稽古を続け、流派の名前を受けるまでになりました。
(師匠)「この順番を書いてるんですよ。自分なりの踊りの楽譜なんです。すごいでしょ」
踊りの振りや流れをこまめにノートに記録。
(藤得記者)「これも勉強ということですか?」
(太田さん)「これも勉強ですね、ほんとにそのとおりです」
2008年に東京にオープンした勉強カフェ。
現在、全国に35店舗を構え、会員数は年々増加。
コロナ禍など社会情勢が不安定になる中で、スキルアップを図る人が増えているといいます。
(渡邊裕樹オーナー)「“所属している会社がどうなったとしても”とか“転職したとしても”とか、どうなったとしても何か資格や知識・スキルを身につけて生きていけるようにする」
「学び直し」について、社会人を対象にした調査でも6割近くの人がその必要性を感じています。
夜、会社帰りの人たちが続々とやってきます。
コーヒーを手に私語禁止の自習室に向かったのは、金融関係の会社に勤める男性です。
(福元利一さん)「中小企業診断士と社労士の勉強をしています。あまり勉強してこなかったので、自分の将来を考えて少し何か資格を取るのもいいのではないかと思ったのがきっかけですね」
(藤得記者)「会社に通いながら勉強は大変ではないですか?」
(福元利一さん)「最後までやり遂げたいなという思いを持ってやっているのが、一番の原動力かもしれないですね」
夜遅くまで学びを求める大人たちが絶えません。
(山本照雄さん)「ここに素敵なスタッフさんとかもいるので、ちょっと気晴らしに話したりとかもできるので、すごい勉強がしやすい環境だなと」