×

冬の日本海で漁船が転覆 3人救助も2人行方不明 乗組員「救命胴衣着用せず」 北海道・苫前町

2025年2月16日 18:48
冬の日本海で漁船が転覆 3人救助も2人行方不明 乗組員「救命胴衣着用せず」 北海道・苫前町

2025年2月16日午後3時ごろ、北海道苫前沖のホタテ養殖施設付近で漁船が転覆しました。

北るもい消防から留萌海上保安部あてに「苫前沖で漁船が転覆したとの連絡が漁協からあった」と通報がありました。

留萌海上保安部によりますと、転覆した漁船は第二十八三宝丸(赤坂和義船長・57歳)で、5人が乗船していました。

このうち船長を含む3人が近くにいた漁船に引き上げられましたが、乗組員の金野仁泰さん(48)と堀井直樹さん(29)が行方不明になっています。

救助された3人のうち2人は病院に搬送され、残り1人にけがはありませんでした。

第二十八三宝丸は16日午前6時ごろ苫前漁港を出港し、正午ごろからホタテかごの回収作業を始めていました。

また、救助された3人はライフジャケットを着用しておらず、留萌海上保安部の聴き取りに対して、行方がわからなくなっている2人もライフジャケットを着用していなかったと話しているということです。

海上では転覆して船底を上に向けた状態の船体が確認されていて、留萌海上保安部は2人の行方不明者について、巡視船で夜通しで捜索することにしています。

最終更新日:2025年2月16日 23:22